脳の働きがよい状態というのは、海馬が活性化されている状態でもあります。
海馬は簡単な計算ドリルや知恵の輪、連想ゲーム、トランプゲームなどでも活性化しますし、失敗や失恋といった暗い話であっても活性化します。
また、脳に新しい刺激を与えてあげることも大切です。
知らないところに旅行に行くのもいいですし、新しい仲間をつくってみるのもいいでしょう。
また、趣味や興味の範囲を広げてみるのもいいかもしれません。
最も大切なのは、脳の働きを止めないことです。
暗い気持ちになったり、自暴自棄になったりするのではなく、少しでも前向きに脳を使うことを考えてみる。
それだけでもきっと脳は活性化します。
「3分間で新聞を最初から最後まで見る」&「気になる見出しに赤丸チェックする」というのがオススメです。
新聞の文字数は大変多いものですが、「3分間」と時間を区切ると、さっと目を通すことはできます。
これを日々の習慣にすれば、徐々に早く読めるようになっていきます。
鏡面文字とは、左右対称で書く文字のことです。
あのレオナルド・ダ・ヴィンチも多用していたことでお馴染みのトレーニング方法です。
20秒かけて1つの事に集中し、それを記憶しようとすれば、その記憶は短期記憶から長期記憶に移行して安定するのだとか。
ですから、名刺とその人の顔を3秒単位で交互に視線を移動させながら、20秒かけて、その人の名前と顔を記憶してみます。
何かを覚えるとき、睡眠前に記憶して、翌朝目覚めた直後に復習するのがもっとも効率的だといわれています。
この記憶法を睡眠前記憶法といいます。
ダイエットをする場合でも「食事を減らす」という意思より、目の前にある食事という「イメージ」の方が強いもの。
ですから、あらかじめカロリーの少ない食事のメニューをイメージしておくのも大切です。
なかなかできない早朝ジョギングでも、できるようになるまで、毎朝気持ちよく走っている姿をイメージするのです。
イメージできないことは実現しないといいます。
イメージ・トレーニングは、物事を具現化するためにまず必要な作業とも言えます。
脳を活性化する香りというのがあります。こういうもので脳に働きかけるのもいいでしょう。
偏った食事を行っていると、認知症の原因となる生活習慣病が増えるといわれてます。
ですので、バランスの良い食事を行い、より健康的な生活を送るように心がけましょう。
咀嚼(噛むこと)、これは食事を摂るために最低必要な生理行動ですが、それ以外に代謝のコントロールやダイエット、さらに
また、認知症と噛むことについても最近いろいろな研究からその関係が解明され、噛むことにより脳の海馬が刺激される、という結果が注目されています。
海馬は記憶や情緒と深い関係があり、「海馬性健忘」は海馬の活性が低下するために起きる記憶の低下です。
これは認知症とは直接関係ありませんが、老化の大きな特徴です。
しかし、良く噛むことによって海馬が刺激され、その活性が高まることが動物実験などで明らかになってきました。
歯をしっかり管理して良く噛むこと、これがどうやら『体』だけでなく、『脳』の健康ためには重要な秘訣のひとつのようです。
病態によっては、ご自分で歯や入れ歯の管理をすることが難しい方もおられることは知っています。
ですが、お食事の際には、ぜひ一言、『よく噛んでくださいね。』と声をかけて差し上げて下さい。
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