認知症の介護

どのように認知症の人をケアすればよいのでしょうか?

認知症の診断必ず専門医を訪ね、正式な診断をしてもらいましょう。

 

認知症はひとつの検査じゃ分かりません!

認知症には色々な診断基準があります。ひとつの診断だけでは判断せず、色々な診断を複合して、最終診断としています。
安易な自己診断を行わず、気になることがあれば必ず専門医を訪ね、正式な診断をしてもらいましょう。

認知症性疾患の診断は、臨床症状と画像検査、血液検査、生理的検査などを組み合わせた総合評価が大変重要になります。
最近では骨髄液検査、遺伝子検査の実用化も進んでいます。

病院にかかるときの注意

症状をきちんと医師に伝えましょう。
認知症は記憶障害をはじめ、様々な症状があらわれるため、診断が難しい場合もあります。
そこで、患者本人やその家族から詳しい話を聞いたり、問診したり、さまざまなテストや検査を行って診断することが多いようです。

診断のながれ

本当に『認知症』かどうか調べる

患者本人とその家族を対象に行われます。内容は問診が中心です。

  • 患者からの情報は、認知症を診断するときの重要な目安になります。症状をしっかり伝えてください。
  • 認知症の患者は、家族以外の方にはよそ行きの顔を見せることが多いようです。
    家族にしかわからない症状も多いので、医師には日頃の様子をしっかりと伝えましょう。
  • 記憶障害や認知機能の低下を調べる検査をすることもあります。
原因となる病気は何か調べる

何が原因になっているのかを調べる必要があります。
そのため、さまざまな検査を行うことがあります。

他の病気の有無一般内科的診察と同じような内容
運動機能・腱反射・神経学的検査など
全身の状態血液・尿検査など
脳内の変化CT/MRI検査など

問診の心構え

医療機関を訪れると、患者本人だけでなく、家族も症状やその症状に気づいた時期などを詳しく聞かれます。
また、これらの情報は診断に役立つだけでなく、今後の治療や介護の上でも大変参考になります。
突然聞かれると答えられないこともあるので、事前に整理しておきましょう。

問診でよく聞かれること

  1. いつごろから、どのようにして症状が出てきたか?
  2. 現在はどのような症状があって、どのような症状で困っているか?
  3. 今までにかかったことのある病気はどんなものがあるか?
  4. 現在、治療を受けている病気があるか?
  5. どんな薬を飲んでいるか?(わからない場合は、薬の包装ごと持っていくと良い)
  6. 今一番大変なことは何か?

1|2345

このページの上に戻る