ヤマブシタケに血小板凝集抑制作用があることが、ホクトと東北大学の研究で分かりました。ヤマブシタケ成分ヘリセノンBが、血栓生成による血流悪化を防ぐことで、脳梗塞、心筋梗塞、エコノミー症候群などの血栓症予防に効果が期待できます。
※コラーゲンで凝集させる意味
動脈硬化や高血圧などで血管の内側が傷つくと、コラーゲンが血管内に露出し、血小板はコラーゲンを感知して凝集を引き起こします。本来は出血を止めるために起こるものですが、動脈硬化などによる血管内皮損傷では、血管の内側で血栓を生成してしまうので、脳梗塞や心筋梗塞の原因となってしまいます。
以上の結果は、ヤマブシタケ成分ヘリセノンBが、血小板凝集抑制作用を示すことで、血栓生成による血流悪化を防ぎ、脳梗塞、心筋梗塞、エコノミー症候群などの血栓症予防に効果が期待できることを示しています。
また、認知症に対しては、ヤマブシタケが、NGF分泌促進作用による効果だけでなく、脳血流の改善や、血栓による脳血管障害性認知症を防ぐことによっても効果を発揮する可能性があると考えられます。
新聞にも掲載されました
信濃毎日新聞 2010年7月23日朝刊
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