ヤマブシタケと認知症

ヤマブシタケは認知症を防ぐキノコです。

ヤマブシタケと認知症カラダによいキノコ

 

ニューロンの生と死のカギを握る2つの物質

アルツハイマー型認知症の場合、神経細胞の減少によって脳の萎縮見られます。
現象を細かく言うと、ニューロンからニューロンへと情報を伝える細胞内の原繊維が絡まってしまい、塊状になってしまっています。
これを「神経原繊維変化」と呼んでいます。
アルツハイマー患者の場合、前脳基底野のコリン作動性の大型神経細胞の 約80%が消失してしまっていることが明らかになっています。

ヤマブシタケにはNGF(nerve growth factory)=神経細胞成長因子の成合成を促進させる「ヘリセノンD」及び「エリナシンC」が含まれています。
このNGFこそがニューロンの生と死のカギを握る物質であります。
ヤマブシタケを摂取することにより、NGFにたっぷりと栄養分を与えニューロン (神経細胞)の破壊を防止してボケを防ぐことができるのです。

ヤマブシタケは高機能・多機能型スーパーキノコ!

近年では、さまざまなキノコが健康によいとして健康食品として一般にも流通してきました。
霊芝、アガリクス、メシマコブなど、最近聞くことも多いのではないでしょうか。
これらのキノコが持っている「抗腫瘍作用」のカギはβ-D-グルカンと呼ばれる多糖類です。
これは多くのキノコに含まれている成分。私たちの体に備わっている免疫システムに働きかけ、活性化してくれます。

通常、キノコに含まれているβ-D-グルカンは1種類か2種類なのですが、ヤマブシタケには少しずつ性質の違うものが5種類も含まれています。
そのため、ヤマブシタケは「アガリクスを超えるキノコ」とも言われています。

薬膳の良薬、ヤマブシタケ

中国のある医学雑誌に紹介された記事によると、「ヤマブシタケは薬膳の良薬である。五臓の働きを良くし、滋養作用がある。
慢性萎縮性胃炎、十二指腸潰瘍、さらには消化器系のガンにも効果がある」とヤマブシタケの効果効能について謳われています。

脳の元気をサポートするヤマブシタケ

ヤマブシタケから発見された成分は、脳に働きかけ、脳細胞の栄養分ともいえる「NGF」という物質の合成を促します。「NGF」とは耳慣れない言葉ですが、解りやすく言えば「脳の元気をサポートする物質」。
つまり、脳の神経細胞に直接作用するのではなく、間接的に働いて脳を元気にしてくれるのです。

もう少し、解かりやすく説明しましょう。草花や農作物を育てるとき、まず必要なのは充分な水と日光です。
この二つがなければ、どんな植物も生きていくことはできません。さらに適切な肥料を与えて栄養分を補給してやれば、より強く、たくましく育っていくでしょう。
日光や水分が充分でないために弱々しく衰えてしまっていても、肥料を与えることで活力を取り戻せばやがて美しい花を咲かせてくれるはずです。

この肥料にあたるのが、脳内で作られるNGFという物質であり。
その合成を促進してくれるのがヤマブシタケに含まれる成分なのです。

研究グループがその研究成果を公表したのは91年のこと。
これは、謎の多い認知症の予防や治療に、大きな可能性を与えることになりました。

最近では40代~50代にかけて発症する「若年性痴呆症」もクローズアップされ、広い世代を通してその関心は高まるばかりです。

数々の研究の結果、これら二つの成分を含むヤマブシタケは「脳を元気にするキノコ」として大いに期待できるものだといえるでしょう。

頭の回転が速くなる?

脳の元気のカギを握るNGF。
NGFの働きは、認知症に関わるものだけではありません。
たとえば、成長期の若い脳ではNGFが活発に生産されてニューロンに働きかけ、その成長を促しています。

ということは、成長期にヤマブシタケを食べたら頭が良くなるってことじゃない?そんな期待も膨らみます。

お隣の国、中国で面白い事例がありました。
もともと胃の薬として売られていたドリンク剤が、脳との関わりが明らかになってからというもの受験を控えたお子さんにと、お母さん達がこぞって買い求めていき、意外な人気商品となったそうです。

また、NGFは脳細胞だけでなく、全身の抹消神経にも関わっています。
神経疾患の中には、原因が特定できず治療法もない、難病と呼ばれるものもあります。
ですから認知症のみならず、さまざまな難病に対しても、何らかの治療の道が開かれる時が来るかもしれません。

強力な抗酸化作用!

「現代病の90%は活性酸素によって引き起こされる」
こんな説を聞いたことはないでしょうか?
強力な酸化力を持つ活性酸素は、本来人間にとって必要なもの。
免疫システムの一員として、体内に侵入してきた異物を攻撃・破壊する、強力なメンバーです。
しかし、体内で必要以上に大量発生してしまうと、逆に私たち自身の体を傷つけ始めてしまいます。

こうした活性酸素とたたかうために、私たちの体内では抗酸化作用を発揮する「SOD」という物質が作られていますが、中年期にさしかかるとこのSODの生産量が減っていき、発生し続ける活性酸素に対抗することができなくなります。
しかも、あいにくSODは人工的に合成することができません。

ですが、SODと似た働きを示す「SOD様物質」という物質があります。
それは食品から摂取することができ、中でもヤマブシタケは全食品の中でもトップクラスに位置づけられる群を抜くSOD様値を誇っています。

こうした強い「抗酸化作用」をも期待できるヤマブシタケは「ガン年齢」に達した全ての人々にとってもまさにうってつけの食品と言えるのかもしれません。

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