この研究結果は、日本農芸化学会2014 年度大会にて発表されました。
東北大学大学院薬学研究科 平澤典保教授との共同研究によって、ヤマブシタケがメタボリックシンドロームを予防する可能性が明らかになりました。
肥満が進み、脂肪が過剰にたまってくると、脂肪組織では炎症が起ることが知られています。
近年、様々な研究報告から、この脂肪組織炎症が代謝異常を引き起こし、糖尿病、脂質異常症、高血圧症、動脈硬化症などのメタボリックシンドロームの諸症状を引き起こす原因になっていることが分かってきました。
脂肪細胞とマクロファージ(炎症を引き起こす免疫細胞の一種)を同時に培養して、肥満による脂肪組織炎症に近い状態を作って実験しました。
ヤマブシタケ抽出物を予め与えることで、炎症の指標となるTNF-αの量が減少することが分かりました。
さらに、ヤマブシタケに含まれる炎症を強く抑制する働きがある成分(エルゴステロール類の一種)を特定しました。
ヤマブシタケについて、新たな科学的証拠を得ることが出来ました。
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