日本において生活習慣病の1つとされる糖尿病は、その予備軍も含めると2200万人を超えていると推測されています。
治療法としては、「運動療法」「食事療法」「インスリン注射や経口インスリン等の継続的な治療・投与」で症状を進まないようにするのが一般的で、直接的に効果を示し完治させる薬は今のところありません。
▲すい臓での血糖値調整
治療にも使われるインスリンはホルモンの一種で、通常は血糖値が上がってくるとすい臓内のβ細胞から分泌され、血糖値を下げる働きをします。
日本人に多い「2型糖尿病」は、このインスリンの分泌量が低下したり、細胞がインスリンを感じにくくなることで、ブドウ糖をうまくとり入れられなくなることにより引き起こされます。
きのこの持つインスリン分泌促進作用について、ホクトと東京工業大学が共同で研究を行いました。
▲インスリン分泌実験
【実験方法】
マウスのすい臓の細胞に、
インスリン分泌量を比較しました。
【実験結果】
下のグラフが示すように、きのこの抽出成分には、強力なインスリン分泌促進活性作用があることがわかりました。
中でも、アガリクスとヤマブシタケは、他のきのこに比べても、高い効果を示しています。
※試験の詳細は、日本きのこ学会第14回大会で発表されました。
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