アルツハイマー型認知症は、早い人で40歳代後半に始まり、進行の全経過は4~8年、平均6.8年程度といわれています。しかし、最近は様々な治療法の甲斐あって、6~10年と延長傾向にあります。
その一方で、介護の必要な期間が伸び、家族の負担が大きくなるという皮肉な結果を生んでいるのも事実で、これが大きな社会問題となっています。
厚生労働省の発表によると、介護保険の要支援・要介護1~5の認定者(約380万人)の内、約半数(およそ200万人)に軽重の差はあっても何らかの認知症の症状があるそうです。つまり、65歳以上の方の約8%に認知症の症状が見られることになります。
老人性認知症の中で最も患者数が多いのがアルツハイマー型認知症です。その数は60万人を超えると推計されており、高齢化が進むに連れて今後増え続けると見られています。
認知症の症状は、物忘れや身体障害だけでなく、人格や行動の変化も含まれます。介護保険制度も次回の改定で、適用範囲が身体介護中心から認知症へも広がって行くようです。
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