認知症の種類

一口に認知症といっても様々な種類があります。

アルツハイマー型認知症酸性雨とアルツハイマーの意外な関係

 

酸性雨が原因?!酸性雨とアルツハイマー病

酸性雨とアルツハイマー型認知症…何の関係もないようですが、両者には密接な関係があると考えられています。更に、アルツハイマーの遠因として、脳の中のアルミニウム濃度の上昇も関係があるというのです。これは、酸性雨によるアルミニウムイオンの流出が関係するとされていて、雨中の酸性度が増すにつれてアルツハイマー患者が増えるのではないかといわれています。

地球環境を無視した人間の代償

アルツハイマー病患者の脳には、βアミロイドと呼ばれる黒い斑点(老人斑)が点在します。βアミロイドは少量では無害なのですが、たくさん集まると有害なものに変わってしまいます。アルミニウムがアルツハイマー病の原因であるとされている理由は、そのβアミロイドをお互いにくっつけて有害化してしまう “接着剤”のような働きをすると考えられているためです。ではなぜ、アルミニウムが脳に溜まってしまうのでしょうか?

最初にアルツハイマー患者の脳からアルミが検出されたのは1976年で、カナダの病理学者が発見しました。アルミニウムは地表で3番目に多い元素で、土や岩石に多く含まれています。自然の状態では中性に保たれているので水には溶けません。しかし、酸性雨によって土壌が酸性化すると、アルミはイオン化し水に溶けだします。

大気汚染のひどいアジア大陸方面の汚染により、日本にも酸性雨が降ります。その酸性度は平均でPH5くらいといわれています。これにより、土壌に含まれるアルミニウムが他の物質と反応しやすいイオンに変化し、野菜などの食物に吸収され、食べた人の体内に入ります。そして、本来、血管内で取り込まれる鉄によく似た性質のアルミニウムが取り込まれてしまい、脳幹障壁を突破してしまうのです。また、体内に鉄分が不足するとアルミニウムが体内に取り込まれやすくなるというのも大きな問題です。

以上のことから、鉄分不足になりやすい女性のほうがアルツハイマー病の発症率が高いのではないかともいわれています。本来、人体には不必要なアルミニウムが、このように人間の体に入り込み、認知症の遠因になっているというのは、地球環境への配慮を欠いた人間の代償なのではないかと思わずにいられません。

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